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開発秘話

episode 01

だしまろ酢 誕生秘話

『だし酢ってどうかな?』

だしのきいたまろやかなお酢(だしまろ酢)は
1人の営業担当者からの発案によって商品化されました。

製品化のきっかけ

毎月開催される新商品会議でなかなか良いアイデアが出ない中、関西を担当している営業の先輩とお会いした際に相談したところ、「だし酢」はどうかと言われたのが、きっかけでした。
当社の強みである「出汁」がブレンドされた「これ1本」で完結する万能酢のようなものがあれば、ご家庭でも便利にお使い頂けますし、自分自身がそのような商品が欲しいと思ったのが本音です。
その後、市場調査も行いましたが、当時の調味酢市場には「出汁感」を強みとした商品は無かったので、隠れたニーズがあるのではないかと考えました。市場調査の結果も踏まえて会議で提案した結果、初めて提案が採用され、開発本部での試作が始まりました。

「だしまろ酢」の味は大学時代のアルバイト経験から

京都で4年間お世話になった大学時代のアルバイト先である、和食創作料理店では毎日必ず、鰹出汁などを合わせたお店独自のだし酢を仕込まれていて、先付の定番はそれを使った季節の酢の物でした。その味が大変美味しく、家庭の冷蔵庫にもあのお酢があれば、気軽に料亭気分を味わえると思いました。板前さんの「手づくり」の味に敵うことは出来なくとも、「出汁」に強みを持つ当社であれば、あの味に近づけることはできるのではないか。こうして目指すべき味が決まりました。
商品の設計段階から、営業職からの意見を細かく取り入れてもらい、徐々に理想に近づいていく過程は非常に嬉しかったです。業務用担当営業はPB商品を数多く手がけますが、家庭用担当営業はNB商品を取り扱いますので、自らの意見が商品に反映される大変貴重な経験でした。出来上がった時には、一層商品への愛着が湧いており、より想いを持って営業活動を行うことができました。

episode 02

ハコネーゼ 誕生秘話

『新ジャンルへの挑戦!』

当社は1987年に発売したロングセラー商品「創味のつゆ」や近年に発売してヒットとなった「創味シャンタン」により和風と中華のブランドイメージは高いですが、洋風のブランドイメージは無かったため、市販でパスタソースを発売する事は全く新しいジャンルへの挑戦でした。
レトルトパスタソースの市場調査を行ってみると、ソースの温め方は「湯煎」か「お皿に移してレンジ加熱」のものがほとんどであり、味傾向も家庭向けの優しい味が多かった中で、

●包材メーカーからのレンチン対応パウチの提案
●社内会議での、時代にフィットした箱なしパスタソースは非常に面白いのではないかとの意見
●業務用に開発した海老ベースという商品に「トマトとクリームを合わせると抜群に美味しい」というプロの料理人からのアドバイス

といった要素がうまく合致させられれば、後発からの市場参入でも十分に勝算はあると判断し、開発に着手してから3年以上の年月を費やして、”ハコネーゼ“の商品化が決定となりました。
シリーズ第1弾として2021年3月に『海老トマトクリームソース』・『ポルチーニソース』・『完熟トマトソース』の3品を発売したところ、レストラン品質の濃厚でリッチな味が好評を得て、2022年3月に『ボロネーゼ』、2022年9月に『カルボナーラ』、2023年3月に『ボンゴレ』・『イカスミソース』と“ハコネーゼ”シリーズの発売に繋がりました。
発売から約2年でシリーズ累計2,000万食を突破するヒット商品に成長しており、家庭用商品では『創味のつゆ』・『創味シャンタン』に次ぐ主力商品へと育ちました。